皆さんは「サイトマスター」という釣り専用のサングラスをご存知でしょうか?
…その前に、そもそも釣りでサングラスをかける派ですか?
私は釣りを初めて30年以上になりますが、実は釣りでサングラスをかけるようになったのはつい最近のことです。
それまでサングラスはただの装飾品だと思っていました。…正直カッコつけてるみたいで、かなり敬遠していたんですが、ある日、磯釣りに出掛けた際に同行していた仲間に借りて、その効果にとても驚かされました。
「サイトマスター」は、そんな釣り用サングラスのなかでも最高峰の製品で、プロアングラーにも愛用され、性能は折り紙つき。
今回はそんな高性能釣り用偏光サングラス「 サイトマスター」について、性能、製品ラインナップ、私のオススメのモデルとレンズカラーをご紹介したいと思います。
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サイトマスターの性能
ティムコ サイトマスターの性能は…さすがプロが認めるサングラス。視界の透明度、耐久性、かけ心地等々、様々な性能が高水準でまとまっている印象ですが、そんな中で私が特に注目する機能は「偏光性能」と「撥水力」です。
サイトマスターの偏光性能
出典:TIEMCO
サイトマスターは「いかに魚が見えるか」を追及したサングラスと謳われており、偏光性能には特にこだわりが見られます。公式ホームページにはこうあります。
偏光度は、一般的に暗いレンズほど高く、明るいレンズほど低くなります。そのバランスがとても重要で、明るさを優先するのか偏光度を優先するのか光量によって見極める事が何よりも重要になります。サイトマスターでは、最もフィッシャーマンに適した偏光度と明るさのバランスを選択してカラー設定を行っています。
引用:TIEMCO
このように光量に応じて最適なパフォーマンスを発揮させるために、サイトマスターには以下の10種類ものレンズカラーのバリエーションがあります。
レンズ色 | 可視光線透過率(%) | 適した天候 |
ディープブラウン | 20 | 晴れ |
スーパー・ライトブラウン | 34 | くもり |
ラスターオレンジ | 36 | くもり |
イーズグリーン | 44 | くもり、雨 |
ライトローズ | 34 | くもり |
スーパー・セレン | 24 | 晴れ |
スーパー・ライトグレー | 34 | 晴れ |
ライトブラウン・ミラーシルバー | 25 | 快晴 |
ライトグレー・ミラーシルバー | 25 | 快晴 |
イーズグリーン・ミラーシルバー | 35 | くもり |
一般的には可視光線透過率が低いほど暗く見えるため、快晴、晴れなど明るい日向き。可視光線透過率が高いほどくもり、雨の暗い日向きになります。
更に突き詰めると、天候だけでなく、日中とマズメ時との光量の差、使用するフィールド、ウキやラインの視認性、目への負担なども考慮する必要があります。
サイトマスターはこのような様々な条件に応じて、上記10色の中から最適な一本を選択することができ、非常に高い偏光性能を発揮します。
サイトマスターの撥水力
サイトマスターは非常に高い撥水力を備えています。
その裏付けとなる技術が、2020年から採用された「SWRレンズ」です。下の写真を見るとその性能の差は一目瞭然。
出典:TIEMCO
水飛沫や雨などがレンズにかかると、視界に違和感が生じます。これ、軽視しがちですが、私の経験上実際かなり鬱陶しいんですよね。
手は餌や海水で汚れているので、レンズを拭うキレイな布に触りたくないし、誤ってレンズを直接指で触れてしまった日には目も当てられません。
正直、通常コートのサングラスでは、神経質な私には視界が気になって雨の日は釣りになりません。その点、高い撥水力を誇るSWRレンズ搭載のサイトマスターであればストレスが激減しそうです。
サイトマスターのラインナップ
ティムコ サイトマスターの製品ラインナップは以下の通り。
モデル名 | カーブ | 横×縦×フレーム幅(mm) |
ロトンド | 8 | 64×40×170 |
エノルメ | 6 | 58×44×163 |
オプティモ | 4 | 54.5×36×143 |
ミセラ | 4 | 50×39×143 |
キネティック | 8 | 64×40×150 |
マニフィコ | 4 | 50×39×144 |
インテグラル | 6 | 54×32×149 |
キャノピー | 6 | 60×38×145 |
バレル | 6 | 60×36×145 |
ディグニティ | 4 | 58×35×148 |
以上の10モデルの展開になっています。
「カーブ」はレンズのカーブの大きさで、数値が大きいほど丸みを帯びた形状となり、顔を覆う形状のフレームに採用されています。
顔を覆う一番大きなモデルが「ロトンド」。逆に小さくかけ心地重視のモデルが「オプティモ」。「ディグニティ」はサイトマスターシリーズ唯一のチタンフレーム仕様のサングラスです。
サイトマスター オススメモデルとレンズカラー
ご紹介したティムコ サイトマスターで私が注目するオススメのモデルとレンズカラーをご紹介します。
私のオススメモデルは「ロトンド」
サイトマスターシリーズで私が注目するオススメのモデルは「ロトンド」。
大型レンズでウエリントンタイプの「エノルメ」とどちらか迷いましたが、名作と評判の「キネティック」の後継と言われる「ロトンド」を選びました。
チタンフレームでファッション性の高い「ディグニティ」も良いですが、やはりせっかく釣り専用の偏光サングラスを買うなら、重視すべきは何よりも機能性かなと思います。
ロトンドはより広い視野を確保し、遮光性、風防性、かけ心地の良さが釣りへの集中力を高めてくれるという機能重視の設計、そして機能性に特化したその潔さが逆にカッコいい。私のイチオシのモデルです。
オススメのレンズカラーは「スーパーライトブラウン」と「イーズグリーン」
私がサイトマスターシリーズでオススメしたいレンズカラーは「スーパーライトブラウン」と「イーズグリーン」です。
まず「スーパーライトブラウン」について、ティムコの公式ホームページにもこうあります。
…初めにご購入する際にはまず「スーパーライトブラウン」をお奨めしています。ガラスレンズならではの明るさを確保しながら、高い偏光性能を実現し、かつ陰影のコントラストを出してくれる大変バランスに優れたオールマイティなレンズです。
引用:TIEMCO
私の初めての偏光サングラスも明るいブラウン系でした。一番汎用性の高いレンズカラーだと思います。見え方を比較してみると写真の通り。
渓流(上:裸眼 下:スーパーライトブラウン)
湖(上:裸眼 下:スーパーライトブラウン)
出典:TIEMCO
こうして比較すると効果がハッキリ分かりますね。曇りの日がもっとも適しているようですが、晴れの日にも使える幅広い対応力が魅力とのこと。スーパーライトブラウンはメーカーも一押しのレンズカラーです。
次に「イーズグリーン」についてですが、公式ホームページでは以下の通り。
…「イーズグリーン」は曇りや雨、朝まづめや夕まづめなどの暗い時に威力を発揮するレンズです。 他の人が暗くて偏光を外している状況でも掛け続けられることは釣り人にとって大きなアドバンテージとなります。
引用:TIEMCO
暗い状況で視界が明るく見えるイーズグリーンですが、見え方は以下の通り。
渓流(上:裸眼 下:イーズグリーン)
湖(上:裸眼 下:イーズグリーン)
出典:TIEMCO
イーズグリーンは1日で最も釣果の期待できる薄暗いマズメ時にその効果が最大限に発揮される設定になっており、釣りを知っている中級者や上級者のツボを付いたカラーだと思います。
サイトマスターの性能とオススメまとめ
出典:TIEMCO
ティムコ サイトマスターについて、その主な性能、ラインナップ、私のオススメをご紹介しました。まとめると以下の通り。
- 偏光性能と撥水力が特に優れている
- 10モデルの多彩なラインナップ
- レンズカラーは10色
- オススメモデルは「ロトンド」
- オススメレンズカラーは「スーパーライトブラウン」「イーズグリーン」
ティムコサイトマスターは本気で釣りをしたい方向けの、高級・高機能な偏光サングラスです。
釣り用サングラスをお探しの方は是非候補に入れてみてください。
なお、釣りに使えてかつカッコ良さも備えた普段使いも対応できる一本をお探しなら、以下の記事も参考にしてみてください。
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以上、参考になれば幸いです。