ウキの種類と浮力を一覧にまとめ!状況に応じた使い方も例示!【釣りの基本】

  • 2020年4月17日
  • 2020年4月25日
  • 釣具
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釣具屋でウキを探すと、実に様々な製品が並んでいて、「こんなに形や浮力の違うウキがあるけど意味あるの?」と思う方も多いのではないでしょうか。

ウキの選択は、釣りにおいて釣果に直結する重要な要素。

魚のいる場所(タナ)へ如何に違和感なく自然に餌を漂わせられるかは、このウキの選択にかかっています。

よって「ウキの使い方をマスターすれば、ウキ釣りの釣果は飛躍的に上がる」と言っても過言ではないでしょう。

しかしウキの種類や浮力は、釣り場、天候、潮の状況により臨機応変に考えていく必要があり、突き詰めていくとかなり奥が深く難解です。

そこで今回は、ウキ釣りの重要なアイテムである「ウキの種類や浮力」を、状況に応じて適切に使い分けられるように、以下についてまとめます。

  • ウキの種類と浮力を整理
  • ウキの役割と仕組みを解説
  • 状況に応じたウキの使い方を例示

これにより、ウキを適切に選択し釣果を伸ばす参考になれば幸いです。

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ウキの種類と浮力について

たくさんのウキ

釣りで使うウキにはどのようなものがあるのか「種類」と「浮力」に分けて確認します。

ウキの種類一覧

まず、釣りで使うウキの「種類」は以下の通り。

ウキの種類用途例対象魚
玉ウキ小物狙いハゼ、スズメダイ、タナゴ等
トウガラシウキ小物狙いハゼ、スズメダイ、タナゴ等
シモリウキ波のある時サヨリ等
立ちウキ湾内チヌ、メジナ
円錐ウキ風のある時チヌ、メジナ
電気ウキ夜釣りメバル、シーバス
発泡ウキカゴ釣りマダイ、青物

玉ウキ

玉ウキはこんなまるっこい製品。

海でも川でも、場所を選ばず手軽に使える玉ウキ。小物用に使うのが一般的ですが、うちの子供はこのウキで湾内に回遊してきたシイラを釣り上げてました。ゴム管で留める固定ウキなので探れるタナの深さに制限がありますが、視認性も高く、表層で食欲旺盛な青物狙いならコスパは抜群ですね。

トウガラシウキ

トウガラシウキはこのような細長い製品。

このウキも主に小物狙いで使います。棒状で感度が良く、波のない場所に向いており、マブナの釣りでよく見かけるウキです。

シモリウキ

シモリウキはこのような小さなウキ。

中に糸を通して、糸の動きで当たりをとるシモリウキ。丸型と楕円型があります。これも波のあるケースで使うと効果的。ハゼ釣りやフナ釣りでよく使われます。

立ちウキ

立ちウキはよく見かけるこんな製品。

チヌやグレを狙うときに使うウキ。円錐ウキと好みが別れますが、私はこちらの方を良く使います。堤防で釣る際は小さな当たりも取りやすく円錐ウキより有利かと思います。

円錐ウキ

円錐ウキはこんなウキ。釣り番組のウキフカセ釣りでよく見かけるのがこのタイプ。

円錐ウキもグレやチヌなど、本気で磯や堤防の大物を狙う際に使用します。波の高い時折や磯ではこのタイプのウキの方が使いやすいです。

電気ウキ

電気ウキはこんなウキ。

これはリチウム電池を入れて先端を発光させるタイプ。電池を入れ替えれば何度も使用できます。アジ、シーバス、メバル、タチウオ等、夜釣りで有利な魚を狙えます。

発泡ウキ

発泡はこのようなウキ。

これは大型発泡ウキで、軽くて浮力が高いため、遠投カゴ釣りで使用します。堤防、磯から遠投して大型魚を狙うことができます。

ウキの浮力一覧

次にウキの「浮力」についてまとめます。ここではウキフカセ釣りでの使用を想定した号数に絞って以下に一覧にしました。

号数浮力狙える水深
00号0g~7m
0号0g2~6m
G50.35g2~6m
G20.35g2~6m
B0.55g2~6m
2B0.85g3.5~6.5m
3B1.00g4~7m
5B1.65g5~8m
0.8号3.00g6~9m
1号3.75g7~10m

厳密に言うと、上記の浮力に加えてウキ自体を浮かせる残余浮力があり、上級者はそれをガン玉を使用し極限まで減らしウキの感度を高めます。ウキにより残余浮力の設定が違うので、複数の号数を揃えるならメーカーを統一することをオススメします。

00号は少し特殊で、ガン玉を打たなくてもゆっくりと沈むようにできています。仕掛けが緩まないよう道糸を張りながら流すテクニックが必要になります。

0号は、近くを狙うなら小さいウキ、遠投するなら大型を使い視認性を確保します。浅場での使用になりますが、小さな当たりにも感度良く反応する使いやすい浮力だと思います。

G2からBは、浅場で潮の速さを見ながら使用できるバランスのいいウキです。

以降、基本的には水深を考えながらウキの浮力を調整していく…ということになります。

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ウキの役割

ウキの役割は、魚信を視覚で伝えることに他なりません。そんな単純な役割を担う「ウキ」ですが、前述の通り多種多様な製品が売られています。なぜそこまで複雑にする必要があるのか、それはウキの仕組みを理解すれば分かります。

ウキの仕組み

ウキはどのような仕組みで、魚の当たりを知らせてくれるのでしょうか。それは当然、下から浮力以上の力で引っ張ること。ここまでは誰でも分かるでしょう。

ではなぜそんな単純なことのために、こんなにもたくさんの製品が必要なのか。その一番の理由は、オモリで仕掛けを沈める必要があるケースがあるからです。下の絵を見てください。

軽い仕掛けのウキ下の状況

水深があり潮が速い場所で、軽い浮力のウキを使った際のイメージです。ご覧の通り、これでは仕掛けが狙ったタナに届きません。仕掛けが軽すぎて潮に流されてしまうからです

そこで、重い浮力のウキを使うと以下のようになります。

重い仕掛けのウキ下の状況

浮力の重いウキを使用するということは、重いガン玉で仕掛けを沈められるということ。これにより狙ったタナに仕掛けを送ることができました。

ただ、逆に潮の緩い場所で重い仕掛けを使ってしまうと、付け餌が潮に乗らず魚を誘うことができません。ウキフカセ釣りのように、コマセと付け餌を同調させる釣りにおいては特に不利になります。

この仕組みを理解し、ウキの浮力、仕掛けの重さ、タナの深さ、潮の速さのバランスを考えウキを選択することが重要になります。

状況に応じたウキの使い方

状況に応じて仕掛け(ウキ)を選択することがウキ釣りの肝になることがわかったところで、ケーススタディ形式でウキの使い方を例示します。

通常のケース

波が穏やかで風もなく潮の流れも緩やかな通常時は浮力の軽いウキが有効で、G5あたりのウキを使う遊動仕掛けがよいです。ガン玉を打ってエサ取りを避けることもでき、使いやすいです。

風が強い時

風が強い時は、浮力が重めのウキが対応しやすいです。具体的には2B、3Bのウキを使い、風の影響を受けている上潮を一気に突き抜け下の層でコマセとの同調を狙います。

もしくは、00号のウキという選択肢もあります。00号は自重で自然に沈んでいくウキですが、それにより風の影響を受けている上層を避け、その下の狙いの潮に仕掛けを乗せることができます。この際、当たりは竿先でとることになるので重い仕掛けを使うより熟練度が要求されます。

潮が速いとき

潮が速いときにも、風が強い時と同じように重めの浮力のウキで対応します。ただ、上潮を避けるためにオモリを打つのではなく、潮に乗せながら沈めていく形です。よって、仕掛け全体に均等にガン玉を打つことで対応します。私の場合、5Bクラスのウキを使い、ハリス70cmごとにBを一つずつ付けてみるなどして対応します。

遠投が必要な時

遠投が必要な場合、自重の重いウキが必要になります。更に、遠投すると道糸が海面の張力の抵抗を受けて仕掛けが潮に馴染みにくくなるので、より重い仕掛け、重い浮力のウキが必要になります。また、視認性を高めるために大きいものを選びましょう

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ウキの種類と浮力まとめ

ウキ1

以上、ウキの種類と浮力をまとめ、状況別の使い方を紹介しました。

様々な種類のウキがありましたが、その各々に得意分野があること、また浮力のバリエーションも、釣り場の様々なシチュエーションに対応するためのものであることを分かっていただけたかと思います。

ウキの知識を深めることは、釣り上級者への第一歩。様々な状況に対応するための引き出しを増やし、釣果アップを目指してください。この記事がその手助けになれば幸いです。

なお、ウキ釣りを極めたいなら、狙うターゲットはやはりチヌ(クロダイ)。チヌ釣り専用竿については以下の記事で紹介しています。

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