ヘダイはおいしい魚!刺身にして他の魚と味比べ!

  • 2020年11月15日
  • 料理
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皆さんはヘダイ(平鯛)という魚をご存知でしょうか?

マダイをはじめ、イシダイ、クロダイ、メダイ、ブダイ等々、名前に「タイ」とつく魚は実に200種類以上にものぼるらしいのですが、その中で日本で「鯛」とされているのは24種類。

「へ」の鯛という、字面だけみるとかなり格式の低そうな負のイメージ香るこの魚、実はその日本の鯛24種に含まれる、割と歴とした「鯛」らしいのです。

私も今まで何度かこのヘダイを釣ったことはありましたが、正直あまり意識せず、他の外道と一緒に適当に煮付けて食べていました。

しかし今回、マダイの外道でたまたまこのヘダイを釣り上げた時、釣具屋のお兄さんに「それおいしいよ!」と教えていただき、実際どれ程のものか?と真面目に調べてみたくなりまして。

ということで今回は、ヘダイの特徴をまとめつつ、実際に釣ったヘダイを刺身にして他の魚と味を比較してみることにします。

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ヘダイの特徴

ヘダイの特長(主に外見)についてみていきます。サンプルのヘダイがこちら。

ヘダイ全体像

「鯛」といえば王者の風格漂う堂々たる姿を想像しますが、全長25センチと小ぶりなことに加え「へ」のイメージもあり、全くと言っていいほどオーラを感じません。

でも、銀色の鱗がとてもきれいですね。クロダイと見間違える方もいるようですが、クロダイより可愛い顔をしています。

ヘダイの背びれ

背びれを立ててあげると少し雰囲気が変わりますね。ちなみにヘダイとクロダイとの見分け方は、

  1. ヘダイの方が色が白っぽい
  2. ヘダイの方が顔が丸っこい
  3. ヘダイの方が体高がある
  4. ヘダイには黄色い縞模様がある

ヘダイの縞模様 ①~③は、クロダイと並べて比較しないと分かりづらいと思いますので、初見なら④の縞模様で判断すると良いと思います。上の写真のように黄色いシマシマのラインが入っています。

チダイとヘダイ

このヘダイをマダイと瓜二つのチダイと比較するとこんな感じ。ん~、この腹パンのチダイと比較するのも酷ですが、やはり赤い方が美味しそう…。

ヘダイの刺身の味比べ

さて、ヘダイの刺身の味比べのために、まずはヘダイを捌いていきます。とりあえず二枚におろして

ヘダイの二枚おろし

これを刺身にしてヘダイの美味しさを検証してみます。

今回は同じ日に釣れたチダイ、イナダと比べてみます。

刺身

上がヘダイ、右がチダイ、下がイナダ。どの魚も釣った直後に締めて血抜きした鮮度抜群のもの。

イナダの味は…さっぱり

まずはイナダからいただきます。

…うん…普通…。案の定、普通。

いや、血抜きの甲斐もあり、店で買うそれとは比較にならない程うまいのは確かなのですが、所詮はイナダ。鯛と比較するには及ばず…。というか、圧倒的さっぱり感。脂の乗りは産毛ほども感じません。

魚体がでかく、量が取れるので腹の足しにはなります。刺身の盛り合わせでは決して主役は張れませんが、脇役としてはいい働きをしてくれるでしょう。今回も子供達の腹を満たしてくれましたし。

チダイの味は…白身のトロ!?

さて次にチダイをいただきます。

…う、うもぁっ!

イナダのさっぱり感の直後のディープインパクト。舌に乗せた瞬間、脂の主張がヤバい。これは正に白身のトロ!チダイってこんなに旨かったの!?

調べてみると、10月~11月はこの地域のチダイの産卵期らしく、栄養を蓄えたデップリな個体が回っているよう。確かに腹に卵入ってましたわ。

脂の乗りがすごいので、もう片方の半身は炙り刺身にしてみました。

チダイの炙り刺身

脂がジュワっ…。なにこれ最高。

この時期のチダイの味はマダイを凌ぎますね。旨みがあり、金目鯛に近い味わいでした。

ヘダイの味はあっさり上品

さて、そしていよいよヘダイのお刺身をいただきます。

…あ~…うん、まあうまい。

前段のチダイが予想外にうますぎて、舌が完全に麻痺した状態でヘダイを投入したため、なんというか、パンチががかなり弱い…。

右ストレートが完全に決まって、そのままでも倒れるであろうところにペチンと入れられた不要な左ジャブ感が否めません。

気を取り直してもう一度口に含んでみます。…うん、クロダイより臭みがないという評価も頷けますし、あっさりしていてクセがない。月並みですが上品な味。これはこれで美味しいと思います。

ヘダイはそれなりにおいしい魚だった

以上、ヘダイの特長をまとめ、チダイ、イナダと味比べをしてみました。

今回の刺身の食べ比べで順位を付けるなら、私的には、1位チダイ、2位ヘダイですね。

子供はヘダイよりもイナダの方が好きだと言っていましたが、ボリュームの問題でしょうか。

ちなみに、ヘダイの半身の片方は塩焼きにして食べましたが、これも好評でしたね。

ヘダイの塩焼き

少なくとも、ヘダイがクセのない美味しい魚であることは検証できました

なお、今回旨かったチダイについて、マダイとの違いを以下の記事で紹介していますので参考まで。

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以上、参考になれば幸いです。

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