ダイワ オーバーゼアが気になる!注目の汎用性No.1ルアーロッドを徹底調査!

  • 2022年8月9日
  • 釣具
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ダイワのマルチルアーロッド「オーバーゼア(OVERTHERE)」が、発売から2年経過し、人気とともにラインナップを広げています。

サーフ、堤防、磯でのルアーゲームで幅広く使えると評判のこのロッド、初心者用のショアジギングロッドを探していた中で目に留まったのですが、他のロッドとはひと味違った特徴を持っているようです。

そこで今回は、ダイワのルアーロッド「オーバーゼア」について、その特徴、ラインナップ、上位モデルとの比較などを行い徹底的に調査してみました。

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ダイワ オーバーゼアの特徴

サーフで遠投

ダイワ「オーバーゼア」は、サーフ・堤防・磯と幅広いフィールドに対応するルアーロッド。

公式サイトでは、オーバーゼアの特徴は以下の通り紹介されています。

あらゆるルアーへの対応力遠投性軽さとパワーを兼ね備えた「OVER THERE」

以下では、特徴となるキーワード「対応力」「遠投性」について深掘りしていきます。

対応力<汎用性の高さ>

ダイワ オーバーゼアの一番の魅力とも言える特徴が対応力(汎用性の高さ)ではないでしょうか。

シーバスロッドよりパワーがあり、ショアジギングロッドより軽快性があり、更に軽いプラグも投げられる穂先のしなやかさを持つことで、非常に多くの魚種に対応することができます。

番手1010M/MHの対応ジグ重量は10~65g。他社のショアジギングロッドの表記と比較しても幅広いことがわかります。

Daiwa公式サイトでの対応魚種一覧によると

  • シーバス
  • ヒラメ
  • マゴチ
  • ブリ
  • サゴシ
  • マダイ
  • ヒラマサ
  • 根魚
  • 海アメマス サクラマス
  • オオニベ
  • シイラ

…と、たった一本で実に多様な魚種を狙うことが出きます。

なお、ルアーで釣れる魚の種類や難易度について以下の記事にまとめたのでご参考まで。

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キジハタ

高い遠投性能

高い遠投性能もダイワ オーバーゼアの特徴の一つです。

ショアジギングでは飛距離が非常に重要。ある程度飛ばさなければ場所によっては釣りになりません。

このロッドはシーバスロッドやショアジギングロッドの標準的な長さより若干長め、そして穂先がしなやかで、誰でも飛距離を出すことができる設計になっています。

オーバーゼアのラインナップ

オーバーゼアダイワ オーバーゼアのラインナップは、発売当初から大幅に拡大されました。現在はエントリーモデル「オーバーゼア」から始まり、「オーバーゼア AIR」「オーバーゼアAGS」「オーバーゼアグランデ」と4種類の展開となっています。

エントリーモデル「オーバーゼア」については「OVERTHERE サーフ・堤防」と「OVERTHERE 堤防・磯」の2タイプに分類されています。ダイワ公式サイトによると下表の通り。(出典:Daiwa)

オーバーゼア サ ー フ・堤防モデル
番手全長
(m)
標準
重量
(g)
継ぎ数
(本)
仕舞
寸法
(cm)
先径/元径
(cm)
適合ルアー適合ラインカーボン
含有率
(%)
メーカー
希望本体
価格(円)
プラグ
(g)
ジグ
(g)
ナイロン
(lb.)
PE
(号)
97M2.9217221512.2/16.410-4510-508-160.8-2.08823,000
911M/MH3.0217521562.0/17.710-6010-658-201.0-2.59024,000
103M3.1217521602.2/17.710-4510-508-160.8-2.09023,500
103MH3.1219021602.2/17.715-6012-6510-201.0-2.59024,500
109ML/M3.2818021682.0/17.77-457-508-160.8-2.09024,000
109MH3.2820621682.2/17.715-6012-6510-201.0-2.59125,000
1010M/MH3.3020021692.2/17.710-6010-658-200.8-2.09224,500
オーバーゼア 堤防・磯モデル
番手全長
(m)
標準
重量
(g)
継ぎ数
(本)
仕舞
寸法
(cm)
先径/元径
(cm)
適合ルアー適合ラインカーボン
含有率
(%)
メーカー
希望本体
価格(円)
プラグ
(g)
ジグ
(g)
ナイロン
(lb.)
PE
(号)
96MHH2.9023521502.0/14.915-7020-801.5-3.09928,200
100MHH3.0524021572.0/15.415-7020-801.5-3.09828,600
106MHH3.2024521652.0/15.815-7020-801.5-3.09829,000
96H2.9025521502.3/15.420-8030-1002.0-4.09828,600
100H3.0527021572.4/15.820-8030-1002.0-4.09929,000
106H3.2028021652.4/15.820-8030-1002.0-4.09929,400
以上の多彩なラインナップ。10フィートを超えるロングモデルが主体ですが、小回りの効く少し短めのタイプも追加されています。
「オーバーゼアAIR」は、「オーバーゼア サーフ・堤防モデル」と全く同じ7つのラインナップで、その上位互換と考えて良さそうです。
以下では「オーバーゼア」の中でも特に汎用性に優れたサーフ・堤防シリーズに焦点を当てて、各タイプの特徴を紹介していきます。

109ML/Mはシーバス向きのマイルドな仕様

オーバーゼア109ML/Mは、シリーズ中一番マイルドなモデル。

ジグヘッドリグ、12cm前後のミノーやシンキングペンシルに対応し、リトリーブやリフト&フォールなどのアクションを得意としています。

シリーズ中、シーバスゲームで最も活躍するのがこのロッド。穂先も柔らかく、バイトを弾きにくく、吸い込むアタリのバチ抜けパターンにも対応できるようです。

普段はシーバス狙いが多いけど、ショアジギングにも兼用したい…という方にオススメなモデルが109ML/Mでしょう。

1010M/MHは汎用性No.1

オーバーゼア1010M/MHは、シリーズ中最も汎用性が高いモデル

1010M/MHは、サーフ・堤防シリーズの代表格ロッドですが、ダイワ公式サイトのシリーズ別対応表を見ると汎用性は一目瞭然です。

シリーズ別ターゲット表
シーバスヒラメ
マゴチ
ブリ
5kg 未満
ブリ
5kg 以上
サゴシマダイヒラマサ根魚
ショアスロー

サクラマス
オオニベシイラ
OVERTHERE サーフ・堤防
OVERTHERE 堤防・磯

出典:Daiwa

バットが強くかつ穂先がマイルドなため、対応ジグ重量が10~65gと幅広いことが釣りの幅を広げています。

私は個人的に、この1010M/MHが前述した特徴である「幅広さ」「高い遠投性能」をバランス良く体現した「オーバーゼア」本命モデルだと思います。私が初めての一本に選ぶならこのモデルでしょう。

103MHは操作性重視

オーバーゼア103MHは、汎用性の高さを残しつつ、操作性を高めたモデル

全長はシリーズではやや短いめの3.12m。調子も比較的硬めに設定することで、手返しよく、よりしゃくり易くなっているようです。

オオニベやシイラなどとも十分に渡り合えるパワーも備えており、ショアジギングメインで大きなターゲットを狙う方にオススメのモデルです。

109MHはパワー重視

オーバーゼア109MHは、サーフ・堤防シリーズ中最もパワーのあるモデル

オオニベやシイラなどとのハードなやり取りに耐えうるトルクを持ち、また硬めなのでアクションもつけやすい設計。磯でも使えるモデルです。

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「オーバーゼア」と「オーバーゼアAIR」との比較

オーバーゼア

「オーバーゼア」と2020リリースの上位モデル「オーバーゼアAIR」とを比較し、その違いを以下に整理してみます。

価格差は約1万円

「オーバーゼア」と「オーバーゼアAIR」の価格差(メーカー希望小売価格)は約1万円程です。

1010M/MH同士で比較すると、「オーバーゼア」が24,500円、「オーバーゼアAIR」が33,500円です。

この一本で大部分のソルトルアーゲームを網羅できてしまうのであれば高い買い物ではないと思いますが、入門者には釣竿一本3万円超のAIRはちょっと敷居が高いかもしれません。

自重はほぼ変わらず

「オーバーゼア」と「オーバーゼアAIR」の仕様表を比較すると、「全長」「対応ルアー重量」等は全く同じなのですが「自重」はどうでしょう。

モデルオーバーゼアオーバーゼアAIR
109ML/L180178
1010M/MH200195
103MH190189
109MH206203

こう比較すると、自重の差は1~5g。一円玉たった5枚程の差です。

オーバーゼアAIRの「AIR」は「風のような軽さ」を連想させますが、そういう意味ではないみたいです。実際、エントリーモデルとの自重の差はほぼ変わりませんでした。

元径は約1mmの差

「オーバーゼア」と「オーバーゼアAIR」の仕様表でもう一つ、元径の差が気になります。

モデルオーバーゼアオーバーゼアAIR
109ML/L2.0/17.71.9/16.8
1010M/MH2.2/17.72.2/16.8
103MH2.2/17.72.2/16.8
109MH2.2/17.72.4/16.8

このように、全てのモデルに約1mm(約5%)の差があります。

この差をどう考えるかですが、ブランクの太さは、キャスト時に竿が受ける風の抵抗に影響します。飛距離が重要なルアーロッドではこれが意外と無視できない差となって現れるはずです。

その他のテクノロジー

オーバーゼア」と「オーバーゼアAIR」で採用されているテクノロジーの違いを見ていきます。

ダイワ公式サイトによると「オーバーゼアAIR」には以下のテクノロジーが採用されているようです。

テクノロジー機能概要
X45ねじれ防止構造
Vジョイント継ぎ目の技術。パワー・感度向上
エアセンサーシート軽量・高強度・高感度のリールシート
HVF高弾性カーボン

一方、「オーバーゼア」のテクノロジーについては、公式サイトに以下のようにあります。

テクノロジー機能概要
X45ねじれ防止構造
HVF高弾性カーボン

出典:Daiwa

この他、トップガイドにSICリングを採用しているようです。

また、Daiwaさんに直接聞いてみたところ、以下のような回答をいただきました。

オーバーゼアには最新テクノロジーは採用していない。あくまで入門用の「ノーマルルアーロッド」という位置付け。

ハリの強い「AIR」と比較して調子は柔らかく粘り気があり、女性にも投げやすい設計になっている。

同じリール、ラインを使用した場合、やはりハリのある「AIR」の方がより短時間で魚を水面に寄せることができる…

このように、例えばブランクの素材にノーマルカーボンを使用した方が、力のない方でも距離が出せるとのことで、最先端技術の採用が必ずしも全てにおいて良いものに繋がるという訳でもないようです。

上位モデルとの比較まとめ

「オーバーゼア」と上位モデル「オーバーゼアAIR」の比較した結果、私の印象としては

  • 一万円の価格差で最先端テクノロジーが多く詰め込まれている点で、コスパは「オーバーゼアAIR」に分がある
  • 中級者以上には、より遠投性能やトルクが高い「オーバーゼアAIR」がよい
  • 力に自信の無い方には、柔らかい仕様の「オーバーゼア」の方が飛距離が期待できる

というところでしょうか。

「オーバーゼア」は幅広くルアーゲームを楽しみたい初心者に最適

オーバーゼアでキャスト

以上、ダイワのルアーロッド「オーバーゼア」についてでした。調査の結果、

釣り経験はあるけどルアーゲームは初めての方、力に自信の無い方、ショアジギングもシーバスゲームも一本で済ませたい方には「オーバーゼア」が適していると感じました。

また、ルアーゲーム経験者で、マルチにこなせるコスパの高い一本がほしい方は「オーバーゼアAIR」が良いでしょう。上級者には「オーバーゼアAGS」もあります。

いずれも汎用性が高く、一本で幅広いルアーゲームが楽しめるコスパの高いロッドという印象です。

また汎用性のみならず、携帯性も備えた高機能マルチロッドをお探しなら「セブンハーフ」も面白そうです。

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セブンハーフ

以上、皆さんのロッド選びの参考になれば幸いです。

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