船酔いは治らない?対策と効果をまとめてみた

世の中は不平等だと思う。運命の9割は、生を受けたその時点で、大方決まってしまうんだ。

生まれた国の豊かさ、家庭環境、天性の才能…努力ではどうすることもできない事って、どうしてもある。

そして私の船酔い体質も、生まれ持った脳ミソのキャパ不足が要因だ。避けられない。

※船酔いの仕組みはこちらを参照。

ログミーBiz

乗り物酔いはなぜ起こるのでしょうか? 乗り物酔いというのは要は感覚の不一致。中枢神経系が目、内耳、そして脊椎と関節にある…

…と、未だに船酔いに悩まされている私ですが、試行錯誤を重ね、少しずつ酔わなくなってきました。

そこで今回は、同じように船酔いに悩んでいる方へ、15年間の船釣り経験の中で培った船酔い対策とその効果をご紹介したいと思います。

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私の行った船酔い対策

私がこれまで船酔いに効くと信じて試してきた具体策を以下に挙げ、その効果について5段階評価で点数を付けてみます。

なお、採点は私の独断と偏見によるものですので、あくまで参考に留めておいてください。

酔い止め(薬)を飲む

船酔い対策として、誰もが思い付く簡単な方法が「酔い止め」。私もいつも飲んでいます。毎回変わらず愛飲しているのが「アネロン ニスキャップ」。


アネロンは酔い止めとしてはド定番。80年の歴史を持つ信頼できる薬です。効用は以下の通り。

  1. 嘔吐中枢という吐き気を感じる神経への刺激を抑えることで吐き気を抑える。
  2. 消化器系を落ち着かせることで吐き気を抑える。
  3. ビタミン補給により神経機能を整え吐き気抑制。
  4. 平衡感覚に作用しめまいを軽減。
  5. 胃の粘膜への麻酔効果で吐き気を抑制。

とまあ、色んな作用により船酔いを抑える働きがあり、その効果は折り紙付きです。

ただ、飲めば絶対に酔わない!という訳ではありません。人により合う合わないがあるとは思いますが、私の場合、結果は五分五分といったところ。効くときは効きますが、ダメなときは全く効きませんでした。

ちなみに、帰りの車で強力な睡魔に襲われる気がするので、本当はあまり飲みたくありません…それだけ酔いにも効くということなんでしょうけど。

酔い止め効果は3.5点としておきます。

睡眠をとる

睡眠中の人

これも酔い止め対策として定番。とにかく前日はよく寝ること

ただ、釣りの日の前日って、なかなか寝付けないんですよね、不安と興奮で…。「明日は釣れるかなあ」から始まり、「はじめはあの仕掛けで攻めようかなあ」「朝起きたら餌はクーラーボックスにいれて持っていかないと」「道混んでないかなあ」「釣れたらどう料理するかなあ」…そんなことを考えている間に起床時間になってしまい、充分な睡眠がとれずに釣り開始時点でちょっと眠気が…というパターンもしばしば。

そんな事態に陥らないよう、釣りの前日に極力何も考えず眠りにつくために、なるべく事前に取り除ける不安要素は取り除いておきましょう

  1. 持ち物の準備は万全に済ませて、起きたらそのまま出発できるようにしておく。
  2. 道は事前に調べ、車のナビを使う場合は目的地を設定しておく。
  3. 車で向かう場合、給油もしておく。

私はとりあえず上記三点をおさえておき、あとは明日考えよう!と割りきって眠るようにしています。

酔い止め効果は2.5点くらいでしょうか。

空腹と満腹は避ける

軽食を食べる男

これも船酔い対策として定番。「満腹」については、リバース時の量を想像するだけでも気持ち悪くなるため、恐らく多くの方々が自然と避けると思うのですが、「空腹」については盲点で知らない方もいるかと思います。

要は、胃に余計なストレスを与えないことが大事ということで、適度に軽食などをつまんでおくことをおすすめします。

ちなみに、おにぎりはリバース時の見た目が悪いので、私は避けています…。

酔い止め効果は1.5点としておきます。

出船前にトイレを済ませる

トイレを済ませた男

これは私的に外せない対策です。「トイレを済ませる」と書きましたが、具体的には「う◯こ」を済ませることが非常に重要です。

どうしても出船前は便意よりも興奮と緊張が勝ってしまい中に引っ込んでしまいますが、リラックスしてなんとか実行してください。

これができるかできないかで、胃腸の負担と船上での不安感が大きく軽減されます。

トイレを事前に済ませることができた日の私のリバース率は10%未満です。

酔い止め効果は4点としておきます。

揺れない場所で釣る

波のない漁港に船当たり前すぎてもはや対策とは言い難いですが、揺れないところで釣ることも重要で、いくつかポイントがあります。

ひとつめは、乗船位置です。実は船にはよく揺れる場所とあまり揺れない場所があり、船の前後(ミヨシとトモ)はよく揺れます。真ん中の「胴の間」が一番揺れが少ないためおすすめです。

二つ目、小さな船より大きな船の方が揺れません。ちょっと意外かもしれませんが、実は漁船より手漕ぎボートの方が揺れます。

三つ目としては、なるべくうねりの少ない、湾に近いポイントを選ぶことです。私は千葉の外房など波の高い外海のポイントではほぼ100%船酔いします。

当然ですが、揺れるか揺れないかは船酔いに非常に影響するので、酔い止め効果は5点としておきます。

船酔い対策まとめ

以上、私の船酔い対策を挙げていきました。

酔い止め薬服用
十分な睡眠
軽い食事
直前にウンコをする
湾内の海で胴の間に位置どる

この五点を全て抑えると、酔い止めポイントは合計16.5点。目安として、私なら10点を切ってくると高確率でダウンします…。

結局、この15年間で船酔いが完全に治ることはありませんでした。毎日船に乗り、揺れに馴れるという治療法もあるらしいですが、休日の少ない普通のサラリーマンにそれは不可能です。上記対策をしっかり行い、なんとか凌ぐしかありません。

以上、私の対策を参考にしていただき、皆さんが楽しく、気持ちよく釣りができることをお祈りします。

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