【一覧でわかる】海釣りに必要な道具は?重要度や予算などまとめ!

  • 2023年10月20日
  • 釣具
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海釣りに必要な道具は「釣竿」と「リール」だけではありません。他の細々した小物が意外と大事。

ただその中には、釣りに「必要不可欠」なものもあれば、「あったら便利」程度のものあり、その重要度が分かりにくかったりします。

特に釣り未経験の方や初心者の方に、その重要度を踏まえた釣り道具の選定は難しく、あれもこれもと買っていくうちに出費がかさんでしまうなんてこともあるのではないでしょうか。

そのような方が釣り道具を揃える際、トータルの予算感を俯瞰しつつ、個々の重要度を踏まえて選ぶことができれば失敗しないはず。

そこで今回は、海釣りに必要な道具について、その重要度や予算などを踏まえて分かりやすくまとめました。

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海釣りに必要な道具一覧

竿やリールをはじめとした、海釣りに必要な道具について、用途・重要度・予算を簡単に確認できるよう一覧にまとめました。

ここでは、初心者~中級者が海(堤防)でエサ釣りをする際に使用するものを想定してあげていきます。

エサ釣りでなくルアー釣りについて知りたい!という方は以下の記事を参考にしてみてください。

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ショアジギングとルアー
名称用途重要度予算(円)
釣竿魚を釣る3,000~10,000
仕掛け(糸付き針)魚を釣る1,000程度
リール糸をまく3,000~10,000
バケツ水を汲む等500~3,000
玉網魚を掬う4,000~10,000
ペンチ針はずし等500~3,000
クーラーボックス魚を持ち帰る3,000~30,000
ハサミ魚を締める等500~3,000
タオル手拭き等100~300
ビニール袋ゴミを入れる0
ライフジャケット命を守る等3,000~30,000
糸切りハサミ仕掛け等切る500~3,000
釣り道具箱釣具の整理100~5,000
帽子頭の保護等500~10,000
サングラス目の保護等2,000~30,000

以上、タックルから小物まで計15点について、5段階評価で重要度を表記し、予算金額をまとめました。以下でそれぞれ簡単にご紹介します。

重要度4.5以上!絶対に必要な道具

釣りで絶対に必要な道具は「竿」と「仕掛け」。とりあえずこれを準備しなければ釣りは始まりません。

釣竿

釣竿は言うまでもなく釣りの必需品。まあ厳密に言うと釣竿を必要としない釣法もありますが、少なくとも海の堤防・磯釣りには不可欠な釣具です。

堤防・磯メインで使用する場合、長い仕掛けにも対応でき、足下の岩場やテトラの根掛かりを避けることができる少し長めの竿が適しています

「シマノ ホリデー磯」はコスパの高い初心者向けの釣竿で、堤防のエサ釣りをメインに楽しむ方にオススメです。詳しい情報は以下の記事にまとめていますのでご参考まで。

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ホリデー磯3

仕掛け

仕掛け(針付き)も釣りの必需品。これがないと話になりません。

仕掛けと一口に言っても、ターゲットや釣り方に応じた様々なものがありますが、はじめは海の堤防釣りで人気の釣り方「サビキ釣り」の仕掛けが無難。複数の針がついた糸に錘とカゴ(コマセ袋)を付けた仕掛けで、初心者にはそれらが全てセットになった上記のような商品が分かりやすいかと思います。

また、この仕掛けを使って初心者でも簡単に魚が釣れる方法を以下の記事で紹介していますので参考にどうぞ。

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子供が釣りで笑顔

リール

リールも釣りには非常に重要な道具です。基本的に釣竿とリールはセットで必要。延べ竿を使う場合はリールは使いませんが、魚を探れる範囲がかなり制限されてしまうので、リールを使った方がよいでしょう。
初心者には上記のような「小型スピニングリール」が扱いやすくて良いと思います。
なお「ダイワ ワールドスピン」は、私もお世話になった入門者向けリール。詳細は以下の記事をご覧ください。
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海釣り竿にセットしたリール
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重要度4.0以上!無いと困る道具

バケツ

バケツは、海水を汲んで手などを洗ったり、魚の生け簀として使ったりします。また水を入れなければ小物入れ代わりに使えたりと、なにかと重宝する道具の一つです。

魚やエサを触ったギトギトの手で釣りをするのは気持ち悪いので、バケツで水が汲めないと非常に不便です。私は毎回の釣行で2つ持参していきます。

玉網

玉網も無いと困る釣具の一つ。というか、これを持っていかないということは、その時点で大物を釣り上げることを諦めているようなものです。

堤防や磯のエサ釣りでは、2号程度の比較的細いハリスを使います。そこで仮に40cm級のチヌをかけたとしたら、抜きあげる事は難しいでしょう。魚の重みで糸が切れてしまいます。

玉網はいい値段がする割に活躍の場が少ない、というか初めのうちはほぼ使わないと思います。ただ、買わずにいるといざ大物をかけたとき、それはもうトラウマになるほど後悔します…。

私も一度、子供と行ったとある海釣り公園で、(おそらく)大ダイを足下まで寄せましたが、玉網を忘れ、周りの人に借りる勇気もなく、そのまま抜きあげようとして…ばらしてしまったことがあります。

あのとき踵を返し海底へ消えていった巨魚の尾びれは、今も脳裏に焼き付いて離れません…その日から、例えファミリーフィッシングであっても必ず玉網を持っていくと決めました。

ペンチ

ペンチ(フィッシングプライヤー)も持っていないと困る道具のひとつです。主に魚の針外しに使用しますので、先が曲がっているタイプの方が使いやすいです。
特に魚が針を飲んでしまったときは、ペンチがないと針が外せず、時間や仕掛けのロス、また魚にかわいそうな思いもさせてしまうので、忘れたくない小物類の一つです。

クーラーボックス

釣った魚を持ち帰るなら、クーラーボックスは必需品。
私は「クーラーボックスが小さいと、それ以上大きな魚が釣れない」という呪いめいたことを友人に言われて以来、それなりに大きなものを用意するようにしていますが、堤防釣りであれば24Lある上記のような製品で十分かと思います。
なお、上記の「ダイワ ライトトランクα」は私のイチオシのクーラーボックス。横長なので大きい魚も結構入ります。詳しい情報は以下の記事を参考にしてください。
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ダイワライトトランクα

ハサミ

ハサミは主に魚を締めるために使いますが、糸や仕掛けの袋を切ったり何かと重宝します。

それなりの大きさの魚が釣れたら、必ず血抜きをして持ち帰りたいところ。きちんと締めた魚の美味しさはスーパーのそれとは比較になりません。

ハサミがあれば、魚のエラをチョキっと切るだけで簡単に血抜き出来ますので、忘れずに持っていきましょう。

タオル

タオルは、手や道具を拭いたり、魚をつかむ際などに使用します。地味ですが、忘れるとかなり困ります。

使い古しの布切れでもなんでも構わないので、使い捨て用に必ず持っていきましょう。

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重要度3.0以下!あると助かる道具

以下では、持っていなくても釣りをするのに支障はありませんが、あると助かる、または備えておくとよい道具を挙げます。

ライフジャケット

ライフジャケットは、持っていなくても釣りはできますが備えておいた方が良いフィッシングギアです。
特に子供と釣りに行くなら、子供にはライフジャケットを着せましょう。服を着たまま海に落ちると、プールで泳げる人でも溺れてしまいます。

糸切りハサミ

糸切りハサミ(ラインカッター)はあると便利な釣り道具のひとつ。釣りでは糸を切るシーンが非常に多く、その都度いちいちハサミを取り出すのは手間です。ハサミの置き場所を忘れて探し回るなんてこともありません。
ワイヤークリップ付きの上記のような製品を身につけておけば、作業効率がぐっと上がります。

釣り道具箱

釣り道具箱もあると便利です。道具の整理により作業効率があがり、釣果のアップにもつながると思います。

用途にあった大きさのものを選びましょう。100円ショップなどでも探せると思います。

帽子

帽子はケガの防止のためにも極力着用しておきたいところ。釣り場にもよりますが、混み合う堤防等ではルアーが飛んできたり予期せぬ事故が発生する場合もあります。

なお、真夏や真冬になると熱中症や防寒対策のために帽子は必需品になってきます。特に夏の釣り場は過酷で、命を守るためにも必ず帽子を着用すべきです。

夏の釣りにオススメの帽子については以下の記事にまとめましたのでご参考まで。

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麦わら帽子の釣り人

サングラス

サングラスも釣りにあると便利です。半日も釣りをしていると照り返しで目に相当な負担がかかりますし、海の中を確認しながら釣りがしたい場面(サイトフィッシング)で非常に有利になります。購入するならレンズに「偏光」機能のあるものを選びましょう。
なお、私のサングラスのオススメは「サイトマスター」で、以下の記事で紹介しています。
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偏光グラス

釣り道具を揃えるための総予算

以上の釣り道具をゼロから準備する際の総予算、つまり海釣りを始める際に生じるイニシャルコストについて、以下の3つのケースでシミュレーションしてみます。

予算を最小限に抑えたい場合

予算を最小限に抑えたい場合のイニシャルコストを考えていきます。全ての釣具・小物類をなるべく安いもので揃えていくと、だいたい下表の金額程度になるはずです。

名称予算(円)
釣竿3,000
仕掛け1,000
リール3,000
バケツ500
玉網4,000
ペンチ500
クーラーボックス3,000
ハサミ500
タオル100
合計15,600

「ライフジャケット」「糸切りバサミ」「釣具箱」「帽子」「サングラス」は省き、その他の必要な道具は全てなるべく値段の安いものを選んだとして、合計15,600円程になりました。

安いものと言っても、使って即壊れるような低品質なものは避けて考えています。例えばリールは大手釣具メーカーSHIMANOのワールドスピン(道糸付き)で3000円程を想定しています。

安かろう悪かろうといいますが、金額と品質がつりあっている前提で考えると、上で提示した金額程度のものを選べば粗悪品は少ないはずです。何度も使用できることを考えると許容できる金額ではないでしょうか。

コスパを考慮しバランスよく選ぶ場合

次にコスパを考慮しバランスよく釣具を選定した場合のイニシャルコストを考えていきます。

コスパを考慮するとは例えば…1000円で機能性50点のものを選ぶより、1200円で機能性100点のものを選んだ方が得!というような考え方で、釣具・小物を選ぶと以下の通りです。

名称予算(円)
釣竿10,000
仕掛け1,000
リール3,000
バケツ500
玉網4,000
ペンチ500
クーラーボックス15,000
ハサミ500
タオル100
糸切りバサミ1000
釣り道具箱300
合計35,900

質の良いものを私の独断と偏見に基づき選定し、竿はユーザーからの満足度の高い「シマノ ホリデー磯」、クーラーボックスは「ダイワ ライトトランクα GU」あたりをチョイスすると、合計は約36,000円程になりました。(各製品は前述の道具別の説明で紹介済。)

釣りの経験がない方にはちょっと勇気が必要な金額かもしれませんが、大事にすれば10年以上使えると思いますので、長いスパンで考えると割安だと思います。

高機能な釣り道具を揃えたい場合

高機能な釣り道具を揃えたい場合のイニシャルコストは以下の通りです。

名称予算(円)
釣竿10,000
仕掛け1,000
リール10,000
バケツ3,000
玉網10,000
ペンチ3,000
クーラーボックス30,000
ハサミ3,000
タオル100
糸切りバサミ3,000
釣り道具箱5,000
帽子10,000
サングラス30,000
ライフジャケット30,000
合計148,100

初心者であれば、竿は前項で紹介した「ホリデー磯」より上を選ぶ必要はないでしょう。リールはもう少しグレードをあげた方がよいので1万円前後のスピニングリールを想定。サングラスやライフジャケット、その他の小物もハイグレードな物を選ぶと、合計約15万円。

さすがに始めから全てここまで揃える気はおきませんが、釣りを始めて色々こだわりだすと、これくらいは投資することになるという一つの目安にはなるのではないでしょうか。

もちろん、ターゲットによって必要なタックルや仕掛けも変わってきますので、これ以上にお金がかかってくると思います。中には一本40万円する竿なんかもありますしね。上を見たらキリがありません。

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釣り道具は重要度と予算を踏まえて選ぼう

以上、海釣り(堤防釣り)に必要な道具についてまとめました。ご紹介したように「重要度」と「予算」を意識すると、計画的かつ効果的に釣り道具を揃えていくことができると思います。

あとは財布の紐と相談しながらご自身の熟練度に応じて検討してみてください。

この記事が皆さんの道具選びの参考になれば幸いです。

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