自然が豊富で、設備が充実していて、周囲の環境も良く、都心からのアクセスが良い…そんな十全十美なキャンプ場を探し求めては、毎回なっぷの海に溺れていく私ですが…今回、理想のキャンプ場を見つけました!
その名は「キャンプマナビス」。
千葉は館山にある、昨今人気急上昇中の高規格キャンプ場です。
2020年6月にオープンしたばかりですが、このコロナ禍にあっても土日は2ヶ月先まで予約が取れないという人気ぶり。土日は諦め、有休を取って日~月で行ってきました。
ということで今回は千葉県館山市の人気キャンプ場「キャンプマナビス」について、実際に利用して感じた魅力やクチコミ情報などをまとめていきます。
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キャンプマナビスの魅力
キャンプマナビスの魅力をご紹介する前に、まずはキャンプマナビス公式サイトがものすごく良くできているのでご覧いただきたい…
キャンプマナビスの採用情報ページです。雄大な自然に抱かれた南房総。安房自然村内に位置する、7,000坪超の広大な敷地。森…
「マナビ」とかけてか知的なフォントのチョイス。写真の質も高く、風景の撮り方やモデルさんの表情もいい…見ただけでかなりテンションが上がりました。
そして料金形態や各サイトの基本情報は、この公式ホームページを見れば良く分かるので、本記事では割愛します。
ということで、ここではキャンプマナビスの魅力に焦点を絞って公式ホームページからキーワードを抜粋すると、
7,000坪超の広大な敷地
森と海を同時に楽しめるキャンプ場
南房総・館山の恵みを満喫
源泉掛け流し露天風呂
初心者も安心
愛犬もご一緒に
感動すると心が忘れない。体験すると体が忘れない
つまり、海あり山ありで敷地面積も広く、地元の特産物にも恵まれ、ペット同伴でも楽しめ、露天風呂など設備も充実し初心者にも安心な、感動と体験を大事にするキャンプ場とのこと。
では、そんなキャンプマナビスがどれほどの魅力を秘めているのかについて、「自然」「設備」「立地」「周辺環境」に分けて、より具体的に掘り下げていきます。
キャンプマナビスの「自然」
出典:camp manavis
キャンプマナビスの「自然」の魅力は、海と山を同時に味わえること。
まず海については、南房総が誇る水質の高い海が目の前に広がり、その景色を楽しむだけでも十分満喫できますが、磯遊びで蟹やヤドカリと戯れたり、魚影が濃く釣りも本格的に楽しめます。
また、その海から近距離ながら、かなり高台に森サイトがあり、木々と緑に自然を感じることができます。
なお、テントなら海サイトと森サイトで悩む方が多いと思いますが、自然を堪能したいなら海サイトをオススメします。
森サイトは「整備された自然」という感じで、「山」感は薄く、緑に囲まれた生の自然を望まれる方には好まれないと思います。
そもそも自然を存分に堪能したい方には、キャンプマナビスの環境は少々整い過ぎているかもしれませんが。
キャンプマナビスの「設備」
キャンプマナビスの設備で魅力あるものをいくつかピックアップしてみます。
まず、私がキャンプ場選びで重視している「トイレの清潔感」ですが、キャンプマナビスのトイレは文句無しの100点満点でした。
悪臭全く無し。変に誤魔化した芳香剤の匂いもなし。あえて匂うと言うなら洗面台の洗剤の微かな香りくらい。何ならここで寝泊まりしても全然OKなレベル。
土禁になっていて、スリッパが用意されているんですが、数時間毎に綺麗に並べ揃えられており、かなり小まめに手入れしている様子がうかがえます。
また、露天風呂もいい!
こんな素敵な源泉掛け流し露天風呂が、大人600円、子供300円で堪能できます。ただし、ご覧のように解放感抜群過ぎて、外からの視線が気になるかも…。
そして遊具では、トランポリンが2台完備!
競技トランポリンを習っていた息子いわく、練習用より多少硬く感じたもののかなり高く飛べたとのこと。普通に楽しむ分には十分な模様。
もちろん売店もあります。
キャンプに必要な道具のレンタルの他、飲み物やカップラーメン、缶詰などの食材も売っています。
海の幸も比較的リーズナブルな値段で売っていました。私が行ったときには伊勢海老1500円、アワビ800円、サザエ200円。キャンプ場内でこの価格なら良心的だと思います。
他にも、ウッドデッキガーデン、ドッグランなどの施設や、ジャグジー、無料の洗濯乾燥機などの設備が整っています。
ログハウスもエアコン・冷蔵庫・コンロなど完備です。
キャンプマナビスの「立地」
立地の良さもキャンプマナビスの魅力の一つです。
館山は房総半島の南端に位置していますが、東京湾アクアラインと館山自動車道を利用すれば都内からでも2時間程というアクセスの良さ。
同じ海と山目的で伊豆半島の南端を目指せば、3時間以上かかります。この差は大きいですよね。
また、すぐ近くにスーパーおどや大神宮店があります。
出典:ODOYA
地元の新鮮な魚介が豊富で食材の買い出しに非常に便利。レジャー用品も揃っており、忘れ物をしても大体ここで揃えられます。
キャンプマナビスの「周辺環境」
キャンプマナビスの周辺は観光資源が豊富なことも大きな魅力です。
まず、何と言ってもキレイな海。内房・外房とは透明度が段違いです。「千葉の海は汚い」と偏見を持っている方に是非訪れていただきたい。
…まあ浜辺の枯れ草など漂流物は置いておいて…海水はきれい。車で25分ほどで行ける沖ノ島では、海水浴、磯遊び、釣りなど、海レジャーを存分に味わえます。水は綺麗で磯には蟹やエビ、ヤドカリがうじゃうじゃ。魚影も濃く一年中何かしら釣れます。
少し歩いた先の護岸からキス狙いで遠投してみると、第1投目で特大のキュウセンがヒット。
写真から伝わりにくいですが、推定25センチ以上の良型。こんなにデカいキュウセンは初めて釣りました。一日中釣っていたいくらい魅力的な釣り場でしたね。
また、そこから程近い場所にある「渚の駅たてやま」という道の駅もなかなかの面白スポット。
上の写真は、施設内に設置されたさかなクンギャラリーの展示の一部。全く期待せずに入ったんですが、予想外に心を掴まれました。さかなクン、絵も上手いんですね。いろんな魚の絵に子供たちも興奮していました。ちなみにこの2階は本格的な博物館風の展示フロアになっていました。
隣の棟には、ちょっとした水族館風の展示がありました。キャンプのついでに立ち寄るのにはちょうどいい規模です。
ここでも子供たちは喜んでました。
またレストランも併設されており、景色のいい場所でインスタ映えする料理をいただけます。値段は張りますが、味はそれなりに美味しかったです。お子さまランチは600円で割りとお値打ちでした。
…画素数が低く、全く映えない写真ですが…実物はかなりうまそうでしたよ!
道の駅としては無料で楽しめる展示が多く、総合的になかなか満足度の高い施設でした。
キャンプマナビスのクチコミ情報
キャンプマナビスのクチコミ情報について、以下では私自身の体験と、他の利用者さんからの口コミをご紹介していきます。
私のキャンプマナビス体験記
私は森サイトを利用者しました。海サイトとどちらか迷いましたが、子供のトイレ引率も多くなることなど考え、「海サイトのトイレよりセンターハウスのトイレの方が綺麗なはず!」と踏んだ末の決断でした。そして結果、その選択が功を奏しました。
場所の指定はできませんが、今回のサイトはセンターハウス目の前、18番の区画。
ラッキーでした。センターハウスに一番近い上、森サイトながら、高台からの海の景色も楽しめる絶好の立地。キャンプマナビス全区画の中でも一等地ではないでしょうか。
生まれつきのくじ運の悪さから、ほぼ期待0…からの大当たり!
うふぉー!!
と、嫁と小躍りを始めたのもつかの間、とある異変に気がつきました。
…この区画、芝サイトだったんだけど、なんか違う…
あれ?芝じゃない…。この緑良く見ると…
…クローバーやん。
芝サイトなのに芝はほぼ見当たらず、クローバーに占拠されているのです。
現地に着くやいなや、息子が「四つ葉見つけた!」などと呑気に喜んでいましたが…。
グランドシートに土がつくことと、寝心地への影響が気になりましたが…まあ許容範囲か。むしろ芝よりオシャレな感じを喜ぶべきか。
持ち前のプラス思考で気を取り直し、そそくさとテントを設営した後は、海サイトと磯場を覗いてきました。国道を挟んで少し歩くんですが、歩道が狭いので小さい子供を連れて行くなら注意が必要。
4~5分歩くも海サイトが見えてこず不安に駆られ、キャンプの際は極力触れないと決めていた文明の利器I PHONEを手にかけた瞬間、「キャンプマナビス海サイト」の看板を発見。そこまで遠く感じませんでしたが、なんとも絶妙な距離。
これがキャンプマナビス海サイトの磯場。時間帯は干潮から上げ5分目くらい。
なかなかの勇ましさ。子供を釣れてカニさんと戯れるつもりでしたが、見ての通り小さい子供には険しすぎるか。
カニさんは奥の方に結構いましたが、安全な場所では採れそうにありませんでした。時間帯を選ばないと磯遊びは厳しいですね。
浜の方はこんな感じ。ワカメが打ち上げられてパリッパリに乾燥していました。海中に結構生えていそうです。投げ釣りでキスが狙えるかと思っていたのですが、このワカメたちに阻まれて難しそう。
ということで、今回の海は景色だけを楽しむことに。
その後、星を見てながらバーベキューを楽しみました。流星群の時期ではありませんが、流れ星も見えました。満月に近い夜でしたが、意外と星が綺麗に見えて驚きました。
食後の腹ごなしには、持ってきた「どこでもピンポン」をテーブルに設置し、ランタンの明かりで暗闇卓球大会を開催。巡回していたスタッフさんに「卓球!?」と驚かれつつも、激闘はしばらく続きました。
…いやいや、買わないから。
…荒々しい海、流れ星、パリパリわかめ、四つ葉のクローバー、暗闇卓球…これがマナビスの大切にする「原体験」にどう影響したかは分かりませんが、とにかく楽しかった。そうぼんやり考えながら22時に就寝。
ちなみに22時以降は騒いではいけないルール。巡回員さんの見回りもあってか、ルールを無視して騒ぐような方はおらず、良く眠れました。
最後に一点ご報告。翌朝、チーズトーストを作るつもりが肝心のチーズを忘れたことに気づき、マナビスの売店へ急行したのですが、残念なことにチーズ他乳製品の取り扱いがありませんでした。スタッフさんにうかがうと、毎日のように乳製品の需要があるため、今後販売できるよう保健所に認可申請中とのことでした(2020年10月現在)。
キャンプマナビスの総合評価をまとめると、出来たばかりで惜しい部分はありますが、スタッフの対応も素晴らしく、全体として非常に満足度の高いキャンプ場だと思います。ホームページのコンセプト通り、整った設備の中で、海・山の自然を堪能し感動を味わえる良いキャンプ場でした。
他の利用者さんの口コミ情報
キャンプマナビスについての他の方の口コミもまとめてみます。
海サイトに泊った方の評価も以下の通り上々です。
海の目の前で山?丘?の下に下がったところだったので風も強く吹くこともなく風向き的に今回はテントも立てやすかったです。芝生なので地面は柔らかくペグは打ちやすいです!
出来立てというのもありますが設備はすべて綺麗です! 海サイトは管理棟とは少し離れたところにあるのですが、定期的に管理の方が見回りにきてくれていて声かけてくださり安心しました。
また、コテージ利用者からも高い評価を得ているようです。
コテージ泊でした。コテージからは、海が見えて、山が見えて、芝が綺麗に刈られていて、開放感があり気持ちが良いです! 夏は西日が強いので、コテージのデッキにガンガン入り込みます 坂になっているので空を近くに感じることができました。
出来たばかりのコテージ泊です。 小物や備品はありませんが、冷凍冷蔵庫、エアコン、ユニットバス、IHクッキングヒーター、流しがあり、とても快適です。このご時世シャワーもトイレも家族だけなのが、安心です。ユニットバスの手前に、脱衣所もあるので、濡れることなく着替えができます。 とにかく虫もなく、傷もなく、掃除が行き届いていて、綺麗なコテージでした。 デッキにコンセントがあるのも良かったです! ホットプレートや電気かき氷使えます!
なっぷでのキャンプマナビスの評価は4.44点でクチコミ件数は55件(2020年10月現在)。オープン4ヵ月の発展途上でこの高評価ですから、今後口コミ数とともに評価も更に上がっていくのではないでしょうか。
キャンプマナビスについてまとめ
以上、千葉で人気急上昇中のキャンプ場「キャンプマナビス」でした。まとめると
- 海は最高!山はそこそこ堪能できる。磯場は時間帯に注意。
- 施設設備は非常に清潔でスタッフのサービスも良い。
- 発展途上でサイトの芝と売店に惜しい点あり。
- 立地よし。都心から短時間で質の高い自然に触れられる。
- 周辺環境も良く忘れ物しても安心。
といったところでしょうか。
利用者からの評価が高く、リピーターも増えるでしょうから今以上に予約が取りにくくなっていく気がしますが、また機会を見つけて是非行ってみたいと思います。
以上、ご参考になれば幸いです。
なお、釣りキャンプにオススメの場所について、以下の記事もご参考まで。
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また、海鮮バーベキューでオススメの「魚」について以下の記事で紹介していますのでこちらもご参考まで。
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