青空清々しいゴールデンウィーク。しかし外出すると、どこも人だらけ。釣りに行こうか?しかし、釣り場も例外に漏れずどこも大混雑。

というわけで、静岡西伊豆に行ってきました。このあたりで5月に熱い釣り物と言えば、やはり真鯛!今回は、毎年恒例、ボート釣りで春の乗っ込みマダイを狙います。
さて、毎年この時期なら伊豆の真鯛は大爆釣のお祭り騒ぎなはずですが、釣果情報を調べると、今年は寒さのせいか、未だに沈黙を保っている様子。
しかし2、3日前から一気に温かくなりましたからね。今日の天気も風なく良好。活性のスイッチが入る頃かな?
…そんな期待を胸に、am 5:30 現地到着。早々にボート屋さんで料金を支払い、道具を積み込んで出航。100m先のブイに係留。

そして、この霞む富士と空の色。なんだか、いかにも釣れそうな気配。
さて、海はどんなかな?


…ん!?
あぁ~~~~~~!!!

今日の仕掛けは下記ブログでも紹介している竿まきこぼし釣り
マダイ40cm超。釣り師のステータスとして誇れる実績だと思いますが、このクラスの真鯛を入れ食いで釣り上げられる凄まじい釣法があります。その名も、竿マキコボシ釣法(竿巻きこぼし釣り)。私は数年前からこの釣りに魅了され、[…]
この釣りに関しては、サイズを問わなければこれまでほぼ負けなしの実績から、絶対の自信を持っている川馬であります。
早速1投目。
LIP(砂プレート)がカタカタと小気味良く真鯛のタナに落ちていきます。狙いのタナは底から5メートル。
LIPが離れ、仕掛けがふわっと解放。…どうかな?…食うかな?
…反応なし。
道糸を送り出して見るも、沈黙。餌は残ったまま。
2投目。
同じく底から5メートル。2分程待ってみる。すると…
ズコーーーーーン!!!
竿が激しく海面に突き刺さる!!!
…何を隠そう、今日使用している竿、非常に胴が柔らかく、15cmのチャリコクラスでもきれいな弧を描いてしなるのですが。(笑)
とはいえ、この引きの強さから推測するに、30㎝そこそこはありそうです。
「ん~、塩焼きサイズかな。」
余裕を見せんとそんなセリフを吐きつつ、しっかり上顎に食い込むよう少し強めに合わせをいれると
…グッ…ふわぁ……
あ、あ…。…なんと痛恨のバラシ。


…ダサい、ダサすぎる…。これはなんとか名誉挽回したいところ。このままでは帰れません。
(まあでも、この調子なら、いずれ釣れるな。)
…心の中でそう呟き、続行。
しかし、その後2時間。一向にアタリがありません。何度も投入を繰り返し、タナを探るも無反応。
餌にも食いついた形跡がありません。
(参ったなぁ…。)
途方に暮れかけたところ、親子らしき二人組が隣に係留。
そして、程なくして、息子さんが30cm程の真鯛をさらりと釣り上げてしまいました。


(…あぁ、そのセリフ、そう使うんですね…。)
そして、その親子、しばらく続けて、もう釣れないと悟ると、早々に引き上げていきました。
この激渋の状況下で釣り上げる技術、釣った後の謙虚さ、親子仲睦まじさ、引き際の見極め方。
(……完敗やで…。)
その後も、全く魚の気配がなく、やはりほとんど餌も残る状態が続いたため、am 11:30に終了。
釣果0。丸坊主。
真鯛のベストシーズンに、秘法竿巻きこぼしをもってしても、釣れないことがあるということを身をもって証明してしまいました…。
あまりに悔しかったので、陸に上がって早速、次回のボートの予約を取りました。次こそはよい報告ができるよう頑張ります。お粗末様でした!