皆さんは「luckylaker(ラッキーレイカー)」の魚群探知機をご存知でしょうか。
ワカサギ釣りなどのボート釣り等に対応する有線タイプはもちろん、陸からの遠投にも対応する無線タイプのラインナップもあり、価格の割りに高機能と巷の評価も上々なコスパの高い魚群探知機です。
ただこのluckylaker、実際購入するにあたり、ひとつ大きな難点があります。というのもこの魚探、日本語の公式ホームページがなく、値段や機能などの情報はweb販売店の紹介文とクチコミに頼るしかないんです。
実際、私も購入する際、信頼性のある整理された情報がないため、各製品の機能の違いが分かりにくく、検討に非常に難儀しました。
そこで今回は、安くて手頃な魚探を探している方や、luckylakerの購入を検討中の方のために、luckylakerの魚探の特徴・種類・オススメのモデルなどについてまとめておくことにしました。
luckylakerの特徴
luckylakerは、中国のメーカー「lucky manufacturer Co.,Ltd(以下、lucky)」の格安魚群探知機。本体をそう呼んだり、ブランドの呼称としても使われます。
そのluckylakerの特徴を大まかに挙げると、以下のような感じです。
- 他のメーカーの魚探と比較して価格が安い
- 付属品購入不要で初心者にも分かりやすい
- バッテリー内臓でコンパクト
- 安心の日本語対応
これらの特徴について具体的に紹介していきます。
価格が安い魚探!
luckylakerはリーズナブルで初心者にも手を出しやすい魚群探知機。
他のメーカーの魚探と比較してその価格の安さを確認してみます。
製品名 | 金額 | 備考 |
lucky FISH finder FL068 | 4,999円 | エントリーモデル |
luckylaker FF718LiC | 13,999円 | ミドルクラス |
luckyNOVA FF168LiC2 | 24,800円 | 上位モデル? |
大漁くんデラックス | 3,580円 | |
ガーミン ストライカー4 | 16,521円 | 電源、ソナー別売 |
Deeper Smart Sonar PRO | 26,990円 | タブレット接続 |
HONDEX PS610C | 58,500円 |
上表の金額は2020年10月現在のAmazon・楽天の実売価格。
例に挙げたlucky製の魚群探知機は、エントリーモデル約5000円、ミドルクラス約14000円、上位モデルと思われる機種で約25000円。
対して他メーカーの魚群探知機は、3500円~59000円。
こう見るとlucky製の魚探の価格は、下位モデルこそ大漁くんデラックスに劣るものの、中位・上位モデルはかなりリーズナブルな価格設定。そして機能面においては、「魚群反応は有名メーカーの上位モデルと大差ない」と謳っています。
クチコミを見ても一定の評価を得ており、その性能が信頼できるものだとすると、確かにlucky製魚探の価格は「安い」と言えると思います。
初心者向けの魚探
luckylakerは特に初心者にオススメしたい魚探です。
価格の安さもその理由のひとつですが、一番の理由は電源や振動子などの付属品が全てセットで付いてくること。私が購入したFF718LiCは、必要なものが一式、専用のケースに全て収納されていました。
バッテリーやコードが別売だと、本体との互換性を調べるだけでかなりの時間を要しますし、振動子も有線・無線、周波数など種類が様々なため、基礎知識がないとなかなか選べないのではないでしょうか。
実際私も、はじめに目を付けた魚群探知機がバッテリー・振動子別売だったため、何を買って良いか分からず購入を断念した経験があります。
その点、luckylakerはどのモデルも基本的に必要な道具が全てセットになっているので安心して購入できました。
バッテリー内蔵型でコンパクト
バッテリー内臓でコンパクトなことも、luckylakerの特徴のひとつです。
本格的な魚探になると、重たいバッテリーを別途準備し、コードを繋いで使用する形になりますが、luckylakerの電源は本体内臓でUSBで充電(モデルにより単4電池)する形となっており、携帯性に非常に優れています。
連続稼働時間は約6~8時間、モデルによっては8~10時間。
丸1日船の上でつけっぱなしにしたい方には物足りないかもしれませんが、概ね半日釣行の私には十分です。
安心の日本語対応
日本語に対応しているところもluckylakerの強み。
設定項目も日本語で表示されますし、取扱説明書も日本語版があるので安心です。
なお、私は利用したことはありませんが、例えばソナーが壊れたら一年間無料で保証してくれるなど、アフターサービスも充実しているらしいですね。もちろん連絡も日本語対応。海外製と侮るなかれです。
luckylaker魚群探知機の種類
luckylaker魚群探知機の種類を一覧にすると以下のとおり。
品番 | 実売価格 | 有線/無線 | 水深探知 | 魚群深度探知 | 地形表示 | 水温計測 | 感度設定 | カラー液晶 | 防水 | 魚発見アラーム | ズーム機能 | 電源 |
FL068 | 4,999円 | 有線 | ○ | △ | △ | ✕ | 5段階 | △ | ✕ | ○ | ✕ | 単4電池 4本 |
FFW718 | 9,599円 | 無線 | ○ | ○ | ○ | ○ | 5段階 | ✕ | ✕ | ○ | ○ | 単4電池 4本 |
FF818 | 5,149円 | 有線 | ○ | △ | △ | ✕ | 5段階 | △ | ✕ | ○ | ✕ | 単4電池 4本 |
FF718LiC | 13,999円 | 有線・無線 | ○ | ○ | ○ | ○ | 9段階 | ○ | ○ | ○ | ○ | USB充電 |
FF718LiCD | 14,999円 | 有線・無線 | ○ | ○ | ○ | ○ | 10段階 | ○ | ○ | ○ | ○ | USB充電 |
FF1108-1 | 4,749円 | 有線 | ○ | △ | △ | ✕ | 5段階 | ✕ | ✕ | ○ | ✕ | 単4電池 4本 |
FF1108CT | 9,800円 | 有線・無線 | ○ | ○ | ○ | ○ | 10段階 | ○ | ✕ | ○ | ○ | USB充電 |
FF168LiC2 | 24,800円 | 有線・無線 | ○ | ○ | ○ | ○ | ? | ○ | ○ | ○ | ? | USB充電 |
※上表は横にスクロールできます。
上表は、メーカーのホームページや、Amazon、楽天市場から収集した2020年10月現在の情報です。
ここで一つご留意いただきたいのですが、苦労してかき集めた上記の情報、その情報源となる各ページの随所にチャイナっぽさが散見されました。例えば…
良く見ると…
…まあチャイナクオリティとしてこの辺は想定内ですが、中には機種Aの説明に機種Bの写真が掲載されていたり、同機種のスペックがサイトによって微妙に違ったり…。
…情報源がそんな調子なので、まとめた上表も参考程度に見ていただければと思います。
さて、では上記の中でオススメのモデルをピックアップして以下にご紹介します。
低価格帯でオススメのFL068
FL068はluckylakerシリーズで低価格帯のオススメモデル。
5千円を切る実売価格で、魚群探知機として最低限の機能を備え、なおかつカラー液晶。コスパは最強のモデルでしょう。
魚探を初めて買う方にオススメ。普段の釣りにひと味違った楽しみ方を加えてみてはいかがでしょうか。
なお、金額が安いので、仮に粗悪品に当たって失敗したとしても割り切れそうですが、なんとluckylakerの魚探は一年間の保証付き!この価格のモデルでもサポート対象とは手厚いですね。
ちなみに、口コミの評価も上々。個人的には買って損はない商品だと思います。
多機能でバランスのいいFF718LiCD
FF718LiCDはluckylakerシリーズでもっとも機能と価格のバランスがよいモデルかと思います。
水深、魚群深度が0.1m単位で表示され、カラー液晶、水温計測、感度調整、有線・無線対応など、luckylakerの主要機能が全て備わっています。
そして注目すべきは、振動子の周波数が切り替えられる点。
FF718LiCは探知範囲45°、99mの200kHz。
対してFF718LiCDは探知範囲を20°、60°、20°プラス60°の三パターンに切り替えられます。
FF718LiCとの実売価格の差は1,000円ですが、この周波数切替機能が付くならFF718LiCDの方がお買い得と言えるのではないでしょうか。
ただし、口コミのレビュー数が少ないのが不安要素ではあります。今後レビューが増えていくと、より安心して購入できそう。
luckylaker魚群探知機まとめ
以上、luckylakerの魚群探知機について、その特徴、種類、オススメモデルをご紹介しました。要点を簡単にまとめると以下のとおり。
- luckylakerは携帯性に優れた初心者向けの格安魚群探知機
- 価格重視ならFL068、機能重視ならFF718LiCDがオススメ
基本的に魚の回遊待ちで状況によってタナが変化するワカサギ釣りをはじめ、ボート釣りでは大変重宝するかと思います。
ちなみに、私が使っているのはこのモデル。
luckylakerの魚探なら、少ない出費で大きな効果が期待でき、釣りの楽しみ方の幅もより一層広がるはず。皆さんも是非試してみてください。
また、主要な釣り場ごとに釣れる日や時間帯が分かる無料潮見表アプリ「タイドグラフBI」を使うと、より一層魚群に狙いを定めやすくなるかと思います。その機能の精度について以下の記事で検証してみましたのでご参考まで。
皆さんは「タイドグラフBI」という潮見表アプリをご存知でしょうか。主要なポイントの潮回り・潮汐はもちろんのこと、天気や水温まで一覧で確認できる、釣り人冥利に尽きる非常に便利なアプリです。その機能の概要は釣割公式サイトにまとめ[…]
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。