湘南の観光名所「江ノ島」を訪れたことはありますか?
江ノ島は都心からのアクセスも良く、豊かな自然や神社などのパワースポット、絶品グルメなど魅力満載の関東有数の人気観光地。
釣りにしか興味がない私でもテンションが爆上がりするグルメ・観光スポットがいくつもあります。
ただ、江ノ島の見どころについては口コミやガイドブックなどで数多く紹介されており、選択肢が多すぎて何処へ行こうか迷ってしまうという方も多いと思います。
そこで今回は、都内在住ごく平凡な釣り親父の視点で、江ノ島のここぞ!という見どころを厳選してご紹介したいと思います。
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江ノ島で外せない見どころを厳選紹介!
江ノ島は本当に魅力的な見どころで溢れていて、パッと思い付くだけでも以下のとおり多数のグルメ・観光スポットが挙げられます。
ジャンル | 名称 | 特徴 |
神社 | 辺津宮 | 日本三大弁天の妙音弁財天が安置。 |
神社 | 中津宮 | 美人祈願で有名。朱色の美しい社殿。 |
神社 | 奥津宮 | 海を守る神様を祀るご利益スポット |
神社 | 龍宮 | 江ノ島一番のパワースポット |
グルメ | しらす問屋とびっちょ | いつも行列のできるシラス丼屋 |
グルメ | ゑじま | 江ノ島唯一の漁師の店 |
グルメ | 中村屋羊羹店 | 海苔羊羹発祥の店 |
グルメ | 魚見亭 | 創業140年の老舗 |
温泉 | 江ノ島アイランドスパ | 絶景に癒やされる大人の穴場スパ |
展望台 | 江ノ島シーキャンドル | 関東三大イルミネーションに認定 |
水族館 | 新江ノ島水族館 | クラゲ展示は世界屈指 |
神社 | 江ノ島岩屋 | 弘法大師や源頼朝も訪れた江島神社発祥地 |
植物園 | サムエル・コッキング苑 | 歴史的に貴重な温室遺構 |
自然 | トロンボ | 日本に数少ない潮汐によって現れる砂洲 |
自然 | 稚児ヶ淵 | 関東屈指の魚影を誇る磯場 |
…正直、挙げるときりがありません。ただ、江ノ島の真髄に触れるために「自然」「グルメ」「神社」の3ジャンルに的を絞ってみたいと思います。
以下では、各ジャンルで私が絶対に外せない!と思うオススメスポットをご紹介します。
江ノ島の「自然」を楽しむならココ!
山あり海ありの江ノ島に来て「自然」を楽しまない手はありません。
その江ノ島の自然で欠かせない観光スポットが以下の2ヶ所です。
- トロンボ
- 稚児ヶ淵
必見!江ノ島のトロンボ
江ノ島では「トロンボ」を見ることができます。トロンボとは本土と島を結ぶ砂洲のこと。普段は海となっている場所に、干潮時に道が現れ、島まで歩いて渡ることができるようになるんです。
このトロンボが見られる場所は日本に8箇所しかないのだとか。これを見るだけでも江ノ島に来る価値があると言えるのではないでしょうか。
ただし、江ノ島でトロンボが現れるのは大潮の日の干潮前後一時間程。よって日を選ぶ必要があります。潮見表で事前に調べておきましょう。
潮干狩りや釣りに最適な潮汐表・潮見表です。お天気と合わせて日本全国の潮の状態、満潮・干潮の時刻、大潮・小潮、日出・日入・…
写真は平日の大潮の日、干潮から約一時間後の様子。この道筋が消える間際のタイミングに一気に駆け抜けるとめちゃくちゃ気持ちいいですよ。
砂洲は想像していたより固くしっかりしていて、スニーカーでも安心して歩けます。
人も少なくほぼ独占状態。両サイドから波を受ける感覚が新鮮です。ザ・江ノ島ロマン!デートにもおすすめの観光スポットですね。
釣り人の血が騒ぐ!稚児ヶ淵
江ノ島の自然でもう一つ欠かせない観光スポットがこちらの稚児ヶ淵。
表向きは、かながわの景勝50選にも選定された風光明媚な観光スポットなのですが、釣り人には「裏磯」の名で知られる関東屈指の良釣場でもあります。
クロダイやメジナ、夏〜秋には青物なども狙え、時間によっては観光客より釣り人の方が多くなるほど釣り場として人気です。
駐車場から歩いて20分〜30分かかるのですが、それでも多くの釣り人が集まることからも魚影の濃さが伺い知れます。
こんなベタ凪な日にも、良いサラシが発生していました。また水深は足元でも8m程あるそうです。…うわ〜釣れそう。
私が行ったのは平日の真っ昼間でしたが、それでもポツポツ釣り人がいました。カゴ釣り5、フカセ釣り3、ルアー釣り2くらいの割合でしょうか。カゴ釣りで青物の釣果が上がっていましたね。
また、きれいな潮溜まりが何カ所にもありました。
写真では伝わりにくいですが、小魚がたくさん泳いでいて小さな水族館のようでした。子供も楽しめそうです。磯としては足場はかなり良い方ですが、落ちないように気を付けてくださいね。
帰り道は「江ノ島べんてん丸」の利用がオススメ。休日は9時30分から、平日は10時30分から運行しています(2021年11月現在)。時期により運行時間が変わるので事前に藤沢市観光センターに確認しましょう。
釣り、景観、磯遊び、色々と楽しめるのがここ稚児ヶ淵の魅力ですね。
江ノ島の「グルメ」外せないお店!
江ノ島のグルメなら、海が近いのでやっぱり新鮮な海の幸をオススメしたいですね。私のイチオシは以下の2つです。
- 生しらす
- 海苔羊羹
ゑじまで新鮮生しらす丼+α
江ノ島名物といえばシラス。特に生しらすは鮮度が良くなければ食べられないので、江ノ島まで足を運んだなら絶対に食べておくべきでしょう。
江ノ島のいたる所に生しらすを提供するお店がありますが、人気のお店は長蛇の列。そんな中オススメしたいお店が、路地裏の定食屋「ゑじま」。
ゑじまは江ノ島で唯一の漁師の店で、ミシュランガイドに掲載されたこともある隠れた名店みたいです。
この日のランチメニューは、「生シラス丼+シラス天ぷら」と「海鮮丼(二色丼)+カマスのフライ」。
ちなみに二色丼は、イナダ・マグロ・アジ・コブダイの昆布締め・生しらすの中から2品選べました。
実は、江ノ島ではカマスも名物の一つ。今回二色丼のネタはマグロとコブダイの昆布締めをチョイスしましたが、生シラス+カマスフライを選択すれば、江ノ島の名物を2つ同時に堪能できます。
ちょっと揚げ物の油は重たかったですが、生シラスは鮮度抜群で苦みもなく最高でした。
意外にうまいぞ!?海苔羊羹
江ノ島のグルメを語るなら中村屋の「海苔羊羹」は外せません。
江ノ島を登り切った場所に位置する中村屋羊羹店は、海苔羊羹発祥の店。
ようかんに海苔って…美味しいの?海が近いからって無理やり作ってみた?と疑問を抱いてしまいますが、実はこの海苔羊羹、全国菓子大博覧会で最高栄誉の名誉総裁賞を受賞した本物の和スイーツ。
ちなみに全国菓子大博覧会とは明治から100年以上も続く4年に一度のお菓子の祭典。榮太樓などの老舗も受賞歴に名を連ねる栄誉ある賞です。
ん〜、正直映えない(笑)。しかし食べてみると
…ぅうまっ!
自然な甘みが口の中に優しく広がるその瞬間、ふわっと鼻に抜ける磯の香りがこれまた新鮮。
元祖海苔羊羹どころか、初めての「海スイーツ」を謳えるのではないでしょうか。
江ノ島を登り切った達成感と相まって最高に美味しく感じました。ちなみに蒸したての饅頭も絶品です。
江ノ島神社一番のパワースポットに圧倒!
江ノ島神社にはいくつものパワースポットがありますが、中でも江ノ島随一と言われるのが「龍宮(わだつみのみや)」。
なんでも江ノ島神社発祥の地と言われる岩屋洞窟の真上に位置し、日の当たる場所ということでよりパワーが集まるのだとか。
普段、運気とかご利益といったものをあまり意識しない私。実際、表の龍の像を見てもイマイチピンと来なかったのですが…この祠の裏に回った瞬間、ビビッと感じてしまいました。
この写真、全く加工していないのですが、昼11時の色味じゃないですよね。霊感とか全くない私でも何かオーラを感じました。
安産・子宝のご利益があるらしいのですが、子沢山の我が家に、まさか更なる繁栄がが…!?
皆さんも龍宮を訪れたら、裏に回ってみてください。
江ノ島半日観光のモデルコースを紹介!
それでは、そんな江ノ島の見どころを半日で回り切るモデルコースを、実際に歩いた感想とともに以下に紹介します。
午前10時00分 江ノ島到着
江ノ島には午前10時頃の到着を目指します。電車でのアクセスは以下の3駅からいずれも徒歩10分程です。
- 江ノ電の江ノ島駅
- 湘南モノレールの湘南江ノ島駅
- 小田急線の片瀬江ノ島駅
車で行くなら江ノ島内に駐車場がいくつかあります。駐車料金は1時間400円程。詳細は各ホームページを参照してみてください。
午前10時10分 湘南大橋
まずは湘南大橋の下でトロンボを歩きます。この時間ならギリギリ間に合いそう。
大潮の日の特定の時間限定…ということで何だか得した気分。干潮の海とは裏腹に、テンションは出だしから最高潮です。
午前10時30分 参道散策
海を駆け抜けて爽快感を満喫したら、次は市指定文化財である青銅の鳥居をくぐり、江ノ島弁財天仲見世通りを歩いていきます。
「タコせんべい」のあさひ本店や「アイス最中」の井上総本舗など人気のお店が立ち並び、食べ歩きが楽しめます。
後で海鮮ランチを存分に味わうために、ここはお土産で済ませるか…と思ったりするのですが、焼き立てせんべい、蒸したてまんじゅうなどその場で食べた方が絶対に美味いだろうものばかり。ここで腹を満たすのもアリでしょう。
午前10時50分 江ノ島大鳥居
迫力ある大鳥居をくぐり、江ノ島神社のメインスポット辺津宮、中津宮を参拝。ビビットな赤が鮮やか…。建物が絢爛で、歴史に疎い釣りバカの私でも見ているだけで楽しめました。
午前11時10分 江ノ島大師
腹ごなしも兼ねてエスカーは使わずに、江ノ島の町並みや自然を味わいながら歩いて進みます。
サムエル・コッキング苑を通り過ぎると江ノ島大師に到着。門構えが立派過ぎて入るのが畏れ多い…外観だけ拝んで通り過ぎました。
午前11時20分 中村屋羊羹店
更に歩くと道が平坦になり「登り切ったか?!」と思うと、お疲れさまと言わんばかりに待ち構える和菓子のお店が。…先程紹介した中村屋です。
最高の立地。これは食べちゃいます。海苔羊羹とお饅頭を買って小休憩。そして海苔羊羹の意外な美味さに感動。
午前11時25分 奥津宮・龍宮
奥津宮と龍宮は中村屋から歩いて直ぐ。
龍宮は地味に見えるので素通りしようか迷いましたが、江ノ島随一のパワースポットと聞いて折角だからと覗いてみたところ…祠の裏から私もそのパワー?的なものを感じてしまいました。
何かご利益があるかもしれません。私が言うのもおこがましいですが、一見の価値ありです。
午前11時40分 稚児ヶ淵
ここまでエスカーを使わずに歩き切り、高尾山を登頂したくらいの達成感に浸っていたところ、下り始めると…あれ?ほんの数分で足元に海が現れました。実は江ノ島の標高は60m程と、思っていたより随分と低いようで…。
狐につままれた感覚に陥ったのも束の間、目の前の開放感に一瞬で目が覚めました。ここがかながわの景勝50選にも選ばれた稚児ヶ淵。
夏〜秋なら昼間でもルアーフィシング等で青物のチャンスがあるので、釣りメインで訪れるのもアリです。釣りデートも盛り上がりそうです。
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午前11時50分 岩屋洞窟
島の最奥部の「江ノ島岩屋」は江ノ島神社発祥の地と言われる、江ノ島の主要観光スポットの一つ。
歴史に疎い私でも、かの有名な空海が修行した…源頼朝が藤原氏征伐を祈願した…などと聞くとあやかりたくなります。
入場料はかかりますが、ここまで来たなら参拝していきましょう。
午前12時20分 べんてん丸で帰還
往路は全て歩いてきたので、帰り道は船を利用したいところ。
乗合船「江ノ島べんてん丸」を使えば、稚児ヶ淵から弁天橋まで所要時間僅か10分弱。
昼時とあってか平日でも乗り場には長蛇の列が出来ていましたが、定員は37名と見かけによらずキャパが広く、皆さんみるみると船内に吸い込まれていきます。諦めかけていた私も次を待たずに乗船出来ました。
歩いてきた険しい道のりを遠目からボーッと眺め、気持ち良い風を浴び、数々の名所に触れた充実感に浸りながら帰還。10分弱という時間もリフレッシュに丁度よいですね。
午前12時30分「ゑじま」で海鮮ランチ
さて、最後に江ノ島名物生シラスを食べて旅の締めくくりを飾りたいところですが、この時間、ランチのお店は凄まじく混んでいます。
人気店は平日でも数十組待ち。そんな中、先にご紹介した路地裏の漁師の店「ゑじま」は比較的空いており、この日は待たずに入れました。
…穴場と見せかけてハズレパターンでは?と、簡単に入れたことに逆に不安が過りましたが、生シラスは本当に新鮮で、また米もこだわりのコシヒカリを使用しており本当に美味しいシラス丼でした。
江ノ島の見どころまとめ
以上、江ノ島の見どころについて私のオススメのグルメ・観光スポットをご紹介し、半日観光コースにまとめました。整理すると
- 大潮の干潮時に現れるトロンボは必見
- 稚児ヶ淵は釣り場としてもオススメ
- 生シラスは漁師の店「ゑじま」が穴場
- 中村屋の海苔羊羹が意外と激ウマ
- 龍宮の祠の裏が隠れたパワースポット
江ノ島は何度行っても飽きない魅力あふれる観光名所です。
今回紹介した他にも見どころであふれているので、何度も足を運んで自分のベストスポットを探してみてください。この記事がその一助となれば幸いです。
なお、江ノ島で観光よりも釣りを楽しみたいという方は、以下の記事も参考にしてみてください。
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